定期預金の利息と株式の配当
現在の預金の利息と株式の配当を比べて不思議に思うのですが、例えば、3行の合計で利益が1兆円を超えるといわれる好業績のメガバンクの配当利回りは、もちろん株価の変動に応じて変動していますが、三菱UFJが4.3%、三井住友が5.2%、みずほが5.3%ぐらいになっています。
ところが、預金の利息を見ると3行ともほぼ固定しており、定期預金が0.002%、普通預金が0.001%となっています。
仮に、100万円を普通預金にしたら1年間の利息は10円、定期預金をしても利息は20円しかつきません。
私は、利息はほとんど変わらないので、銀行員からはいまだに定期預金を勧められますが、最近は定期預金ではなく、自由に出し入れできる普通預金にしています。
仮に、100万円を株式に投資すれば、購入手数料が1,000円~2,000円程度かかりますが、配当利回りが4%であれば1年間の配当金は定期預金利息の2000倍の4万円になります。
さらに配当以外に、株主優待で年2回3,000円~5,000円程度の品物をもらえるような会社もたくさんあります。
ただし、預貯金とは違って、株式には値動きがありますので、配当をもらってもそれ以上に株価が値下がりしてしまうリスクや、業績が悪くなれば配当自体が下がるリスクもあります。
逆に、業績が良くなれば配当が上がる可能性や、株価が値上がりして売買益が出る可能性もあります。
定期預金をしているつもりで、長期間、例えばメガバンクなど高配当の安定した会社の株式に投資する場合には、短期間の株価の変動も余り気にしなくていいと思うのですが、やはりリスクも伴うので、メガバンクに預けている普通預金の全額ではなく半分程度を引き出して、その資金で定期預金をしたつもりでその銀行の株式を買って、実際に利息と配当を比べてみようかと思っています。