遺言者山田太郎は、この遺言書により次のとおり遺言する。
1.妻山田花子に次の物件を相続させる。
(1)土地
所在 ○○県○○市○○町○丁目
地番 1番1号
地目 宅地
地積 155.58㎡
(2)建物
所在 ○○県○○市○○町○丁目1番1号
家屋番号 1番1
種類 居宅
構造 木造瓦葺2階建
床面積 1階60.52㎡ 2階52.45㎡
(3)上記建物内に存する一切の動産
なお、この遺言の効力が発生した時に、妻山田花子が死亡している場合には、本件記載の財産については遺言者の長男山田一郎に相続させる。
2.次の財産を遺言者の長男山田一郎に相続させる。
(1)○○銀行○○支店にある山田太郎名義の預金全額
(2)○○銀行○○支店にある山田太郎名義の預金全額
(3)○○郵便局にある山田太郎名義の貯金全額
3.次の財産を遺言者の長女田中和子に相続させる。
(1)○○銀行○○支店にある山田太郎名義の預金全額
(2)○○株式会社の株式○○○株
4.上記1から3に記載した財産以外の一切の財産を長男山田一郎に相続させる。
5.遺言者の全ての債務は長男山田一郎が負担する。
6.遺言の執行者として次の者を指定する。遺言執行者の報酬は100万円とする。
住所 ○○県○○市○○町○丁目○番○号
氏名 大西 和男(職業 弁護士)
7.祖先の祭祀を主宰する者として、長男山田一郎を指定する。
8.私は、一郎というよき後継者に恵まれて幸せに思います。一郎は、お母さんが安心して暮らせるようによい相談相手になってあげてください。
長女和子に対する配分が他の相続人に比べて少ないのは、既に住宅取得資金として○○○万円を贈与しているからです。相続配分をめぐって争いなどしないようくれぐれもお願い致します。一同の幸せを祈ります。
○○年○月○日
○○県○○市○○町○丁目1番1号
山田 太郎 印